日本マゾヒストの第一人者である天野哲夫氏の軌跡を辿ります。「ある異端者の随想録」は「ある異端者の随想録Ⅰ 女主人(ドミナ)の鞍(サドル)」「ある異端者の随想録Ⅱ 三者関係(トリオリズム)の罠」の2冊となっています。この2冊は、M男と女王様の関係を勉強する上で非常に重要な資料となります。内容に関しては、2冊で全90話あり、天野哲夫氏ご本人の体験談、妄想、随想が熱く書かれています。時には、吹き出してしまうような内容もありますが、マゾヒスト文学を語る上では、避けては通ることの出来ない必読書であることは間違いありません。

今回のタイトルにある「とも乃」というのは、天野氏が行きつけの高田馬場にある地下バーと書かれています。ここのママさんが十代幸代似の美人だそうです。十代幸代さんは、今は70代の大御所の女優さんです。あさイチ等にも出演されているらしいですが、私は初めて知りました。歌えば、声はテレサ・テンに似ているという事なので歌はとてもお上手だったようです。

天野氏は、「とも乃」で長いこと特殊な客であったと書かれています。お客さんに対しては、スナックのママさんもキャバクラのキャバ嬢も普通は、愛想よくお客さんにサービスをします。しかし、天野氏に対するママの態度は普通のお客さんとは違いました。省略すると下記のとおりです。

1、他の客へ対するような笑顔は向けない
2、グラスに氷を入れてウイスキーを注がない
3、欠け皿か何かに、前日の残りものの一部、客の食べ残しのサラダの少しすえた臭いのするもの、かじりかけの魚身や骨、パンの耳がつまみとして出される(勿論、他のお客さんのツマミはちゃんとしたもの)

普通であれば「こんな物出してふざけてんのかっ!!」と怒鳴りたくなる場面です。しかし、不思議なのが、天野氏からは「残り物をください」だとか「奴隷にして下さい」とママに伝えた事もないというのです。ただ、この対応になるまでは3年の時間がかかっていますが、何年も通っているお客さんに対してこの対応をするなんてことはまず考えられません。ママをサディスティックにさせる様な雰囲気を天野氏は持ち合わせていたようです。ちなみに、天野氏を知らない新しい女の子がウイスキーを注ごうとすると、ママは「いいのよ、その人。気つかう必要ないの」と、笑顔は別の客に向けるだけと書かれており、それに対する天野氏の感想が「ここの呼吸がよろしい」。羨ましい限りですね。

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